落語の祖 策伝上人/浄土宗西山深草派 総本山 誓願寺
落語の祖 策伝上人
第五十五世 策伝上人
戦国時代、誓願寺の第五十五世法主「安楽庵策伝上人」は、優れた説教師であるとともに、松永貞徳・小堀遠州らと親交を深めた文化人でもありました。
策伝上人は、ともすれば小難しくなりがちな「お説教」に、ふとした笑い話を含め、人々に分かりやすく、また親しみやすくお話になられました。またそれらの話を集めた「醒睡笑
当誓願寺では、毎年十月初旬の日曜日に「策伝忌」を営み、追慕の法要とともに奉納落語会を開催しております。
安楽庵策伝上人
天文23年
永禄7年
茶人としても、安土桃山時代から江戸時代初期にかけての著名な人であった。 古田織部正門であり、小堀遠州、松花堂昭乗ら織部系の人々と互いに親交を続けた。 「安楽庵裂」「安楽庵茶室」「安楽庵好み」「安楽庵釜」の呼称と共に策伝上人の名は茶道史上消えることはない。
文人としては、「醒睡笑
「醒睡笑」を完成するやかねてより隠居の志あった策伝上人は塔頭、竹林院を創立し、境内にあった茶室、安楽庵
寛永19年
※「安楽庵策伝和尚の生涯」 関山和夫著